大阪府立中央図書館で始まった「写真で振り返る阪神大震災30年」=7日、大阪府東大阪市(土井繁孝撮影)
観測史上初の震度7を記録し、6千人以上が犠牲となった阪神大震災から17日で30年となるのを前に、発生時の被害状況や復興の様子などを伝える写真展「写真で振り返る阪神大震災30年」(主催・産経新聞大阪本社、協力・奥村組、JA共済)が7日、大阪府東大阪市の府立中央図書館で始まった。 会場には、産経新聞のカメラマンが撮影した被災地の写真や震災発生日の夕刊の複写など30数点が展示されている。 橋脚が崩壊し635メートルにわたって横倒しになった阪神高速3号神戸線、木造家屋が密集し猛煙を上げる神戸市長田区の火災など未曽有の被害を伝える写真のほか、支援物資の配給や携帯電話が普及していない中で開設された臨時電話に並ぶ被災者の姿をとらえたものも。炊き出しやがれきの搬出などに多くの人が駆け付けた写真は、「ボランティア元年」と呼ばれるようになったことを伝えている。 会場を訪れた奈良市の男性(72)は「まさか起こるはずがないと思っていた高速道路の倒壊など、30年前を思い出した。防災について改めて見直したい」と話していた。 19日まで(9、14日は休館)。入場無料。
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