【巨人】「オーストラリアにきてすごく良かった」山田龍聖がウィンターリーグで5回1失点、7Kの好投 – スポーツ報知

オーストラリア・ウィンターリーグ(WL)のアデレード・ジャイアンツに派遣されている巨人の山田龍聖投手が20日、シドニー・ブルーソックス戦に先発し、5回4安打1失点、7奪三振と好投した。

収穫の多い投球になった。初回は3者連続三振の好スタート。2回に1点を失ったが、動じない。威力十分の直球に変化球を交えて三振を7個奪った。同リーグ最後の見込みとなる登板を終えた左腕は「課題を明確にしてこっちにきた中で、課題をつぶしながら投げることができた。オーストラリアに来てすごく良かった」と充実の表情で振り返った。

山田はプロ入り3年間で1軍登板なし。今季は2軍で中継ぎを中心に29試合に投げ、防御率1・65と成長を示したが、1軍の舞台には立てなかった。今オフは変化球の精度向上をテーマの一つとして掲げ、11月中旬からオーストラリア・WLに参戦。「今年2軍で成績は良かったけど、真っすぐの割合が多かった。その中で曲がり球を増やそうということで秋季キャンプで阿部監督にカットボールの助言をもらって、曲がり球を課題にしてこっちにきた」。同リーグでは改良中のカットボールやカーブなどを積極的に交えた投球を披露。「カーブが決まったり、カットボールを内角に投げて詰まらせることもできたので良かったかな」と、投球の幅を広げる糸口をつかみ始めている。

来年は勝負の4年目を迎える。「真っすぐを張ってくる相手にストレートでファウルを取って、変化球で沈めるパターンで三振も取れた。先発としてやっていくなかで、もっとこうしたほうがいいという課題もまた見つかったので。来年につなげていければ」。武者修行での経験を糧にして、来季を飛躍の年とする。

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