ヤンキースが、カージナルスからFAになっていたP・ゴールドシュミット内野手(37)と契約合意したと21日(日本時間22日)、複数の現地メディアが報じた。1250万ドル(約19億5000万円)の1年契約だという。
ゴールドシュミットは、22年にMVPに輝いた一塁手。通算362本塁打、2割8分9厘の打撃力が持ち味で、17、23年のWBCにも米国代表で出場した。23年WBC決勝の試合前には大谷が侍ジャパンナインを前にした「憧れるのをやめましょう」と訴えたスピーチでは、トラウト(エンゼルス)、ベッツ(ドジャース)とともにスター選手として名前を挙げたのがゴールドシュミットだった。
今季のワールドシリーズでドジャースに敗れたヤ軍は、09年以来の頂点へ、最強打線を形成しようとしている。メッツに移籍したソトとの再契約は逃したがカブスから通算196発のベリンジャーを補強。ジャッジ、スタントンと並び4人のMVP経験打者がそろうことになる。MVP受賞選手4人がそろうのは今季のドジャース(大谷、ベッツ、フリーマン、カーショー)など6例あるが、打者だけで4人は1982年エンゼルス以来3例目。通算1302本塁打の“MVPカルテット”の豪華打線が見られそうだ。