“初老ジャパン”、ファンの前で総合馬術を実演「これを機に馬を好きになってもらえたら」 – スポーツ報知

パリ五輪の総合馬術団体で日本勢92年ぶりの表彰台となる銅メダルを獲得した大岩義明(nittoh)、戸本一真(日本中央競馬会)、北島隆三、田中利幸(ともに乗馬クラブクレイン)が21日、東京・世田谷区の馬事公苑でクリスマスにちなんだファンとの交流イベントを行った。

“初老ジャパン”の愛称で親しまれる4人は数百人の観衆に見守られながら、総合馬術の3種目(馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術)のデモンストレーションなどを行った。4人そろっての実演は初めての経験。最年長の48歳・大岩は「たくさんの人に集まっていただいて、我々も驚きながら、一緒に楽しむことができた。本当にいい時間だった」と笑顔を見せ、戸本は「日本ではまだまだマイナースポーツ。『迫力あった』とか『馬が可愛い』と言ってくださっているのが、演技しながら聞こえた。これを機に馬術だけじゃなく、馬を好きになってもらえたら」と願った。

4人とも28年ロサンゼルス五輪を目指して現役を続行する意向を示している。当面の目標には26年愛知・名古屋アジア大会を掲げ、名古屋市出身の大岩は「馬術界としてメダルを取らなきゃいけない。そこの準備に取り掛かりたいなというのが一番最初の目指すところ」と意気込んだ。所属の方針で来年から、拠点を英国から国内に戻す戸本は「環境がガラッと変わるので、日本でどんなトレーニングができるのかを考えて、またロス(五輪)に向けてチャンスが巡ってきた時にチャレンジできるように頑張りたい」と語った。

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