茨城県はインフルエンザの患者数が1つの医療機関あたり大流行のおそれを示す30人を超えたとして、県内全域にインフルエンザの流行警報を出しました。 県は、手洗いやマスクの着用など予防の徹底を呼びかけています。 県によりますと、今月22日までの1週間に県内の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり35.79人で、国の警報の基準30人を超えました。 このため県は26日、県内全域にインフルエンザの流行警報を出しました。 前の週のおよそ2.5倍に急増していて、これで4週連続の倍増です。 県によりますと、警報の発表はいまの集計方法になった1999年以降3番目に早いということです。 また、新型コロナウイルスの定点把握で、同じ1週間の1医療機関あたりの新たな感染者数は9.68人でした。 また発熱や長引くせきといった症状が特徴で、子どもが感染することの多いマイコプラズマ肺炎の患者数は2.00人とピークアウトしたとみられるものの、過去5年の平均と比べると依然、高い水準となっています。 県は手洗いやマスクの着用、それにせきエチケットや積極的な予防接種など対策の徹底を呼びかけています。