「Nintendo Switch 2」のマザーボード画像がリーク。4K対応になるらしい

Image: Sam Rutherford / Gizmodo US

世界中のゲームファンたちが首をながーくして心待ちにしているNintendo Switchの後継機、通称「Nintendo Switch 2」

名前も含め、まだ公式からの詳細な発表はないものの、実機と思しき画像のリークや各所からのウワサなど、どんなゲーム機になるのか徐々に明らかになりつつあります。

4K対応の可能性あり

Switch 2 motherboard

byu/MHN1994 inNintendoSwitch2

2025年1月1日、RedditにCPUソケットを含む、Switch 2のマザーボードと思われる画像が投稿されました。

今回のマザーボードのリーク画像と最近公開された特許を組み合わせると、ハードドライブの容量を使い切ることなく、ついに4K対応が実現するのではと考えられます。

画質がめちゃよくなるかも

Nintendo Switch 2には、「T239」と呼ばれるNVIDIA製の特別なSoC(システムオンチップ)が搭載されると長い間噂されてきました。もともと「T234」というチップだったものを小型のSwitch 2に合うように改良し、T239に名前が変更されたと言われています。チップにはT239の名称は記載されていませんが、SoCは別のシリアル番号またはコードネームで呼ばれるかもしれません。

これらの噂が本当であれば、Switch 2はPlayStation 4と同等のパワーを持つゲームコンソールになるのでは?とチップ愛好家たちは興奮しています。

4Kを実現するには、初代Switchの4倍の解像度を出力できる必要があります。初代Switchは、Nvidia Tegra X1をベースにしたSoCが用いられていました。2017年の発売当時でさえ、すでにグラフィックのクオリティは時代遅れのように感じられるほど。しかし、Switch自体の汎用性と携帯性のおかげで、最も人気のあるゲーム機のひとつになりました。

とはいえ、やはりコンソールをドックに接続してテレビに接続すると、ハンドヘルドモードで 720p、最大1,080pしか出力できなかったりと画質ではやや劣る印象です。

PlayStation 4は、初登場時には4Kをサポートしていませんでした。2016年にPS4 Proが登場して初めて、より高い解像度がサポートされました。Switch 2のチップについて、高解像度でどの程度の性能を発揮するかは十分にはわかっていません。

AIアップスケーリング技術が活用される?

任天堂は2023年7月に「機械学習による画像変換のシステムと方法」の特許を申請。2024年12月31日、米国特許商標庁がこの文書を公開しました。この論文では、AIを使用して画像を変換し、より高い解像度にアップスケールするシステムについて説明しています。アップスケールは現在、 PCゲームで普及しており、Nvidia DLSS、AMD、インテルなどの企業がさまざまな種類のアップスケール技術を提供しています。

ちなみにPS5 Proは、 PlayStationスペクトル超解像度(PSSR)と呼ばれる独自のアップスケーリングの組み合わせを提供します。この技術は、低解像度で再生されるすべてのフレームを高解像度に変換し、元の画像のパフォーマンスを維持できるようにします。

Perhaps the most interesting piece of this, after a lengthy read, is that one example use case given is explicitly to reduce overall game sizes, to fit a modern game onto “smaller capacity physical media”, e.g. Switch carts, which get exponentially more expensive for larger cart capacities.

— Laura Kate Dale – LauraKBuzz (@laurakbuzz.bsky.social) 2025年1月1日 22:41

ゲームジャーナリストのLaura Kate氏は、 特許では520pから1,080pへ、1,080pから4Kへアップスケールできることが言及されているとBlueskyに投稿。限られたドライブ容量を最大限まで消費することなく、携帯型のゲーム機で4Kを実現できれば、任天堂も世界中のガジェットファンも大興奮すること間違いなし。

Switch 2は、確かに2017年発売の初代よりも高性能かもしれませんが、任天堂はある程度下位互換性があることも認めています。Switch 2はカートリッジが必要になるという点です。

リークされたSwitch 2のマザーボードには、USB-Cポートと任天堂の物理メディア用のスロットが搭載されています。カートリッジ上のデータが限られている場合、ゲームのディスクを購入しても、ディスクに含まれていない数十〜数百GBのデータをダウンロードする必要があるという問題などは気になるところです。

社長の古川です。2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶりにSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います。また、2024年後半のSwitchソフトラインナップをお知らせするNintendo Directを6月に実施しますが、そこでは後継機種を扱いません。誤解のないようお願いいたします。

— 任天堂株式会社(企業広報・IR) (@NintendoCoLtd) May 7, 2024

すでに、3月の会計年度末までにSwitch 2を発表する予定ということは任天堂の公式Xアカウントに投稿されています。リーク情報を含むこれらがすべて本当であれば、Switch 2はすでに本格的な生産段階に入っているはず…。今月中には何かしらの発表があることを期待しつつ、祈るばかりです。

Nintendo Switch Joy-Con(L)/(R) グレー

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