入団辞退の思いもXで報告「ソフトバンクホークス様に対する不安や不満ではございません」
今秋のドラフト会議でソフトバンクから育成1位指名を受けるも入団辞退した日本学園(東京)の古川遼投手が21日、自身のX(旧ツイッター)を更新。桐蔭横浜大に合格したことを報告した。
古川は身長190センチ、体重80キロの右腕。今夏の西東京大会では甲子園出場を決めた早実に5回戦で敗れたものの、最速144キロをマークするなど注目を集めた。担当スカウトからは「190センチの長身から角度ある直球とコントロールが最大の武器。ダルビッシュ2世を目指せる素材」と評されていた。
ソフトバンクから指名あいさつを受けた10月29日には、「昔から憧れていた世界の入口って感じなんで、とても嬉しいです」と心境を告白。また、今年の春には芸能事務所にスカウトされたこともあったという。
11月上旬には福岡県筑後市のファーム施設を訪れ、メディカルチェックや球団施設を見学した。ただ、両親や高校と相談を重ねた末、不安などから入団する決心がつかず、同月16日に辞退を申し入れた。ソフトバンクで入団辞退となったのは、ダイエー時代を含めて1991年ドラフト4位で指名した三井浩二氏以来、33年ぶりのことだった。
古川は入団辞退に際して自身のXを更新し、「この結論はソフトバンクホークス様に対する不安や不満ではございません。あくまでも本人の心境、心情の変化による進路変更でございます」などと告白していた。そしてこの日、「この度、桐蔭横浜大学に合格いたしました。横浜スタジアムなど、また関東での野球となりますが、ぜひ応援よろしくお願いします。初心にかえってまた1から頑張ります」と報告していた。
(Full-Count編集部)