高田熙、悲願の初優勝 高校生準Vから5年「すごい長引いちゃって。本当にうれしい」…レスリング全日本 – スポーツ報知

◆レスリング◇全日本選手権 第3日(21日、東京・代々木第二体育館)

男子フリースタイル74キロ級で高田熙(自衛隊)が初優勝を飾った。決勝は5―3で小柴伊織(日体大)を振り切り、「本当は大学の時に取りたかったけど、すごい長引いちゃって。やっと。本当にうれしい気持ち」と喜びを爆発させた。

全日本選手権は日体大柏高3年時の2019年に2位に入り、注目を集めた。だが、日体大進学後は膝のけがなどに悩まされ、苦しんだ。「高校生で決勝まで行って『すごいな』と周りから言われたけど、大学に入ってから全然勝てなくて。逆に同期や周りの人が先に全日本を取って、すごい出遅れている感じがあった」と振り返る。

今春から進んだ自衛隊では、同じ階級で先輩の高谷大地がパリ五輪で銀メダルを獲得した。「試合前の取り組みや私生活の面を間近で見てきて、すごく刺激になった。見習っていけば、世界のトップに近付くんじゃないかと思った」と明かす。自身の目標は28年ロサンゼルス五輪。「74キロ級もどんどんレベルが上がってくると思う。そういった中でも最後勝ち抜けるように、どんな相手が来ても勝てるような状態にしたい」と闘志を燃やした。

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