“戦力外”の大谷元相棒、振り回されるオフ 移籍1か月で放出「避けようがなかった」

エンゼルス→カブス→ホワイトソックスへ

今季エンゼルスでプレーしたマット・サイス捕手は、オフにDFA(事実上の戦力外)となり、カブスが金銭トレードで獲得。しかし、17日(日本時間18日)には金銭トレードでホワイトソックスに移ることになった。

サイスは2016年ドラフト1巡目(全体16位)でエンゼルスに入団。大谷翔平投手(現ドジャース)とも何度もコンビを組んだ。2023年は自己最多となる94試合に出場して9本塁打、31打点をマーク。今季は打率.204、2本塁打16打点、OPS.622だった。エンゼルスはローガン・オハッピー捕手が20本塁打を放つなどチームの中心になりつつあり、今オフは35歳で実績のあるトラビス・ダーノー捕手を2年契約で獲得しており、サイスの立ち位置は3番目以降だった。

オプションも切れていたサイスは、DFAとなってカブスが金銭トレードで獲得。しかしカブスは唯一40人枠に入っていたミゲル・アマヤ捕手に加え、レギュラークラスの捕手をFA市場で獲得すると見られていた。結局カーソン・ケリー捕手を2年契約で獲得したため、サイスの獲得は“その場しのぎ”という形だった。

米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、「カブスがサイスを動かすことは避けようがないことだった」と指摘。新天地では経験の浅い捕手が多いことから「サイスは(移籍先の)ホワイトソックスで、そこそこのチャンスを与えられるだろう」と予想している。

(Full-Count編集部)

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