◇第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 【テキスト速報中】2025ニューイヤー駅伝のレース展開をチェック! ニューイヤー駅伝が行われ、5区は2年ぶり王座奪還を狙うHondaが3位からトップに浮上した。 トップとの48秒差を跳ね返したHonda・青木涼真が46分36秒で区間賞を獲得。強い向かい風、アップダウンの多い難所に、入社から5年連続で挑み続けてきた男が、力強くチームを牽引する。 最初の2kmを5分30秒で入ると、前を行く旭化成・大六野秀畝を6.5km、チームの大応援団の前を通過したところでかわす。そして11.3kmでトヨタ自動車・西山雄介を抜いてトップに立つと、旭化成・大六野との一騎打ちに臨んだ。 前に出られる場面もあったが、14.5kmで突き放し、そのまま徐々にリードを広げる。中継所では10秒差をつけ、6区のルーキー・久保田徹にタスキを渡した後は右手人差し指を突き上げた。 前回は2位でタスキを受けたが、区間4位にとどまってトヨタ自動車との差を広げられるかたちに。「自分のところでトヨタに差をつけられて優勝から遠ざかった」と振り返る。その悔しさをぶつけるべく、「今回こそは自分のところで勝負を決めたい」と臨んだ。 その言葉通りの激走に、「4区までがいい位置でつないでくれたことで、自分のところでいくことができた」とチームメイトへの感謝と、「競うことでペースを落とさずにいけた。競う相手がいるのは大事だと思った」と競り合った大六野を称える言葉を続ける。 21年東京五輪から3000m障害で世界に挑み続けてきた青木。東京世界選手権イヤーの幕開けにふさわしい、力強い激走を見せた。
月陸編集部
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